2008年04月18日

ハウルに憧れて

昔は全てが「本物」でした。今や、「本物」を手にすることは実に難しい時代になってしまいました。「本物」を売っている場所を探すか、または自分で作るしかないのです。

例えば「ベーコン」。燻製風味の液体に浸されて作られるその味に、本当のスモークの奥深い味わいがあるわけがありません。いや、そもそも、その「表示成分」を見て、驚くばかりの添加物まみれの食品であることに愕然とするのです。

かくして、少しばかりの失敗は覚悟の上、焙煎人は、スモークへの挑戦を決意したのでありました。

「本物」を作るために、最低限必要なものは、塩・コショウのみ。更なる味わいを求めたければ、オニオンやガーリックを用いればよい。じっくり摺りこんで、冷蔵庫で寝かすこと1週間。一晩塩抜きして、数時間の乾燥、そしていよいよスモークとなるのです。

高価なスモーカーなど必要ありません。どの家庭にも転がっているダンボールを使います。熱源はホームセンターで売られているウッドブロック。本日は香り重視でリンゴの木のブロックにしてみました。

bacon0804a.jpg

スモークすること6時間あまり。ダンボール・スモーカーから生み出された私の「初・ベーコン」は、きれいな飴色に染まっておりました。隅を少しだけ切って食べてみると、スモークの味が口いっぱいに拡がりました。

bacon0804b.jpg

真ん中から切り分けて2等分してみると、中央部はちょっと生っぽい赤色。ちょっと燻製の温度が低かったようです。次回への課題が見つかりました。次回は1kgの豚肉で、ウッドブロックを増量してスモーカー内の温度をもう少し高温にしてみたいと思います。

宮崎駿監督のアニメーション映画、「ハウルの動く城」の中で、主人公ハウルがベーコン・エッグを作るシーンがあります。そのシーンを見てから、美味しいベーコン・エッグを食べたい!と思い続けてきました。ようやく、そのスタート・ラインに立てた気がします。明日の朝は、家族のために我が家流ベーコン・エッグを作ってあげることにしましょう。


posted by jiro at 23:57| food | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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