2008年03月19日

ハンドピック豆の行方

当店で販売している豆は、中炒り〜オーバーフレンチまで、5段階の焙煎度にて焼き上げています。

焙煎釜は、いわば豆焼き専用に特化したオーブンです。したがって、十分な余熱が必要なのですが、それでも3〜4種類の豆を続けて焙煎するとなると、1つ目に焼いた豆と、4つ目に焼いた豆では、微妙に焙煎具合が異なってきます。

これを補うために、豆の焙煎振れが少ない、深炒りりの豆から焼くようにしています。こうすることで、2つ目、3つ目の豆で、焙煎の振れがなくなって均一に焼けるのです。

当店では、ほとんど毎日、複数種類の豆を焼いているので、上記のような方法で、焙煎の振れをカバーしているのですが、豆の在庫状況次第では、1種類しか豆を焼かない日がたまに出てきます。

その豆が、深炒りの豆ならいいのですが、当店で販売しているコロンビア・ピコクリストバルなどは中炒りですから、こいつだけ焼かなくてはならない時はちょっとした工夫をしています。

毎日のハンドピックではじかれた生豆は捨てずにストックしてあるのですが、それをまず焼きます。そして、2回目の焙煎で、中炒りのコロンビアを仕上げます。こうすることで、中炒りの豆の焙煎振れを最小にすることができます。

ハンドピックで取り除かれた豆は、せっかく焙煎したのですから、何かに使わなければもったいない・・・ということで、このような時はもっぱら芳香剤代わりで利用しています。

beans0803.jpg

当店のミゼットのように、10年以上を経過しているような車は、整備時のオイル臭などが染み付いていたりしますので、このコーヒーアロマ作戦の効果は絶大です。もったいない気もしますけれど、少しでも美味しいコーヒーをお届けするためには、ハンドピックははずせない作業なのです。


posted by jiro at 19:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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