2008年12月03日

ハチドリとの出会い

先週から新たに取り扱いをさせていただいております「ブラジル・ハミングバード」おかげ様で好評をいただいております。ハミングバード(ハチドリ)には、ちょっとした思い入れがあって、今回はこのブラジル豆を取り扱うことに決めた次第です。

私が1994年〜2000年まで在籍していた外資系のソフトウェアの会社は、本社がカリフォルニアのシリコンバレーにあります。私は営業部所属の技術者でして、お客様に製品のプレゼンテーションをしたり、クレームに対するサポートをしたり、ある時はコンサルタントとしてお客様のオフィスに常駐して、システムの設計、運用を支援する立場でした。赤坂にあった日本支社ではソフトウェアの開発はおこなっておらず、開発はアメリカの本社でのみおこなわれていました。そのため、お客様から「新規の機能を取り入れて欲しい」とか「最新の機能の開発をおこなったエンジニアの話しを直接聞いてみたい」などのご要望があった場合、営業担当とタッグを組んで、アメリカ本社へお客様を案内することが何回かありました。

大体2日もあれば予定していたスケジュールはこなしてしまうのですが、あまり意味のないミーティングを無理やりに現地でセッティングしたりして、1日くらい余分に滞在して、こっそりと(?)観光したりする悪い従業員なのでした。その時の出張も丸々1日ぽっかりとスケジュールが空いた(空けておいた?)日ができまして、一緒に出張した上司と「ちょっと遠出しよう」ということになったのです。

ゴルフ好きな上司の提案で、レンタカーを駆って向かった先は、モントレーにあるゴルフの名門「ペブルビーチ」。モントレーにたくさん生息するラッコ君たちを見て、フィッシャーマンズワーフでクラムチャウダーやエビのカクテルを食べたりした後、海沿いのドライビングコース「17マイルドライブ」をドライブして、お目当てのペブルビーチへと向かいました。

緑豊かな駐車場にレンタカーを停め、ゲストハウスの方へのんびりと歩き出したその時、きれいに管理されている花壇の花にいる「それ」を見つけたのです。一生懸命に羽ばたきをして空中で静止する「ホバリング」をしながら花の蜜を吸っているハチドリの姿でした。それが私とハチドリの初めてにして、人生で一度だけの出会いなのです。

実は、当店の開店準備をしている時に、いろんな店名を考えたのですが、最後まで残った2つの店名候補が「十色珈琲」と「ハミングバードコーヒー」でした。何かシンボルマークにできるようなキャッチーな名前が欲しいという私の考えに、あの時にみた「ハチドリ」の姿が思い浮かんだからです。しかし、コーヒー店ではないにしても「ハミングバード」という名前の企業は結構な数が存在しておりましたし、ハミングバードのドメインも空いていなかった(当たり前ですね)ので、もう一つの候補である「十色珈琲」に決定しました。こちらは「日本語表記にしても、カタカナ表記にしても、面白みのある言葉」という発想から考え付いた名前です。今でも「トイロコーヒーってフランス語ですか?」なんて聞かれることがあります。「十色」と表記すればすぐわかるんですけれどもね。こんな質問をお受けした時は、まさに狙い通りで嬉しくなったりします。

そんな思い入れがあるハミングバード。生豆が入ってくる麻袋は、きっとハチドリの絵と「Hummingbird」っていうロゴが入ったカッコイイ袋に違いない!と期待していたのですが・・・

hachidori0811.jpgハチドリの絵は「お約束」だったワケですが、印字されているロゴは「hachidori wataru」。「なんでブラジル出荷の麻袋にローマ字なんやねん!」と、思わず一人ツッコミをしてしまった私です。「しかもどこへ渡るねん!」と、2度ツッコミしてしまいました。きっと日本の商社と契約できたことを嬉しく思った農園主は、ここぞとばかりにローマ字でハチドリと印字したのでしょうか。まあここは、美味しい珈琲豆ですので良しとしましょう。

(注1)
ハチドリはアメリカ西海岸では一般的に見られるそうで、家庭の庭先などに普通に飛んでいるそうです。うらやましいですね。

(注2)
私が在籍してい会社の本社はコンピューターのハードディスクを模した、なかなか変った形のビル群で構成されております。ロビンウィリアムズ主演の「アンドリューNDR114」という映画の中で、家事ロボットのアンドリューを製造した会社のロケ地としても使用されました。映画もなかなか感動する超B級映画(笑)ですので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。(DVD化されております)


posted by jiro at 18:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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