2008年10月24日

オーディオの沼

栃木に住む伯父さんから手紙が来ました。何でも、自宅でお使いのスピーカーから思ったような低音が出なくて悩んでおられるとか。私もオーディーに本格的にハマリ出してからまだ日が浅いものですから、こんな悩みを解決できるような術を知っているワケもないのですが・・・

伯父さんが使っているスピーカーシステムは、1981年発売のダイヤトーンのDS-503。スペックを見てみると、再生周波数帯域は何と30Hz〜40000Hz! すごい低域までカバーしているではありませんか。これで低音が出ないなんて、伯父さんはどんな音楽を聴いているんだろうかと、相談を受けた私も悩みつつも、返事の手紙を書いたのでした。

音の出口はスピーカーですから、スピーカーがもっとも重要な音質の鍵を握っていることは誰にも異論はないことでしょう。その他にアンプやら、プレイヤーやら、セッティングの方法やらが加わってきて、総合的な音質ができあがるわけです。この中でスピーカーの次に音色の特性を決定付けるものを挙げるならば、アンプということになるでしょう。

実は伯父さん、以前はこんなアンプを使っていました。1983年にLAXMANが発売した純A級アンプ、L-550Xです。価格は1983年当時で269,000yenもする高級アンプです。でも、このアンプ、今は我が家にあるのです。昨年末に伯父さんの家に遊びに行った時に「故障しているからあげるヨ」と言われて、喜びいさんでこれを持ち帰ってきたのです。家で動作確認してみるとやっぱり壊れている。でも、LAXMANは昔の製品も部品がある限りはきちんと面倒見てくれる素晴らしい会社です。この20kgもあるアンプを厳重に梱包して、大阪のLAXMANまで修理に出したのでした。結局、悪さをしていたのはたった1つの電解コンデンサーの破裂。これの交換と、内部・外部のクリーニング、各種調整をしてもらって、20,000yenほどの代金で、L-550Xは修理から帰ってきました。

直ったアンプでスピーカーを鳴らしてみてびっくりしました。低音の再生がまるで違う。ものすごい量感で低音が出てきたのです。大していい耳を持っているワケでもない私のような素人にも、はっきりわかる音の差。これはすごいものをいただいてしまったゾ、と正直思いました。小さなスピーカーばかり自作しては悦に入っていた私が、アンプという更に深いオーディオの泥沼に入り込んだ瞬間でありました。

つまり、伯父さんのスピーカーからまったく低音が出ないのは、このLAXMANのアンプの音に慣れていたのに、故障したからといって、他メーカーの普及価格帯のありふれたアンプに交換してしまったからではないか・・・と、私は考えているワケです。でも、その意見を正直に述べたら、「じゃあ、そのアンプ、返して」と言われてしまいそうで、小心者の私は、「う〜ん、困ったゾ」と悩みつつ、「とりあえず、近日中に伺いますから、その時にいろいろと考えてみましょう」と、なんだかうやむやな内容の手紙をしたためたのでした。


(参考にしたHP「オーディオの足跡」)


posted by jiro at 21:25| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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