2008年06月22日

驕るべからず[ogoru-bekarazu]

珈琲豆屋の店主というのは、自分の味を追及するがあまりに、得てして、独りよがりになりやすいものです。自分の焙煎した豆こそが一番美味しいと。しかし、それを選択する基準を定めるのはお客様であり、焙煎人は、自分の理想を追いかけつつ、お客様に、常に「この味ではどうでしょうか?」と問い続けなくてはならないのです。

自分の味に「No!」という回答を突きつけられ、それに対して心中穏やかではなくなることは事実です。でも、そこから前に進むことができる者が、更なる極みにたどり着くことができるのでしょう。

だから、お店をやっていて、悲しくなるような出来事に遭遇しても、決してその事実を否定するようなことはしてはなりません。全ての言葉に耳を傾け、その「No!」という意味を考え直すのです。「驕るべからず」。今日もその言葉を胸に、明日を信じて豆を焼いていていくしかないのです。

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posted by jiro at 23:13| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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