2008年03月13日

ジャケ買い

最近では、音楽もダウンロードによる購入が増えて、CDの売り上げは減少傾向にあるとのこと。買ったばかりのLPを、大事に抱えて帰宅し、ワクワクしながら針を落としたのは、つい昨日のことのようにも思えるのですが、それはもう遥か彼方の思い出となりつつあるようです。

レコード全盛期の頃は「ジャケ買い」なるものがありました。ちょっと懐に余裕があると、聴いたこともないアーティストなのに、そのジャケットの魅力に負けてついつい買ってしまうのが「ジャケ買い」です。もちろん、レコード盤ほどの魅力は無いにせよ、CDにもジャケットはありますから、CD世代になっても「ジャケ買い」は健在です。ダウンロード世代の方には、この「ジャケ買い」の魅力はわからないでしょうね・・・。


scott0803.jpg

と、いうワケで、最近ワタシが「ジャケ買い」したのが、マリリン・スコットの「Every Time We Say Goodbye」です。お店のBGM用としてお気に入りのレーベルに、Venus Recordsがあります。Venusの素晴らしさは、その録音の素晴らしさです。全ての音がクリアで前面に出てきます。REC LEVELが高めに設定されていますので、ボリュームを絞ってもしっかり鳴ってくれますので、当店のBGM用スピーカーのように、能率の低いスピーカーで聞くにはもってこいです。小さめの音量でもベースがビシっと鳴る。それがVenusの良いところなのです。

そんなVenus Recordsの新譜は常にチェックしているのですが、購入に至るCDはごくわずかです。もちろん一部ではありますがHPで試聴ができますが、最終的な決定打は、やはり「ジャケ買い」でしょう!うつむき加減のマリリン・スコットのアンニュイな感じがとてもJAZZYな雰囲気を作りだしています。

音は全体的にwetな感じで、雨の日のBGMに合いそうです。CDタイトルにもなっている、コールポーターの「Every Time We Say Goodbye」が1曲目にクレジットされているあたり、やはり雨の日が合いそうです。この曲は大抵はCDのラストの方にもってくるアーティストが多いと思うのですが、さすがに50代後半と、年輪を重ねてきた女性シンガーの貫禄というところでしょうか。

Venusではおなじみのケン・ペプロウスキーがSAXで参加しているのですが、このSAXの音が最高にマッチしています。音ではなくて空気だけが振動する音。風切り音。それがマリリンの声と重なって、何ともいえない雰囲気を醸し出しています。「Cry Me A River」での間奏のSAXにはしびれます。

これは、当店の雨の日の定番BGMとすることにしましょう。明日、明後日は、天気予報は雨。マリリン・スコットの歌声とともに、当店の時間は流れていきそうです。


posted by jiro at 19:07| 本日のBGM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。