2008年03月01日

こだわりのブランド

会社員時代は、夏、冬のボーナスが出ると、多少は誰でも聞き覚えのあるような「ブランド」のスーツを購入していました。別にブランドにこだわりがあったわけではありませんが、少しでも値段の高いものを購入することが社会人のステータスのように錯覚していた時期でもあり、新人の年よりは2年目、2年目の年よりは3年目・・・そんな具合に価格の高いスーツを購入していた記憶があります。

スーツを着なくなってはや8年、自分の身につけるものにもはや、こだわりのブランドなどあるワケがなく、適当に何となく購入した衣類を毎日身につけています。ただ、こんな自分にも、1つだけこだわっているブランドがあります。

それは大学生の時のことです。友人のNくんが、友人何人かで写っている写真を妹に見せたところ、私の姿を見て、「この人は身長が高くて手足が長めのスタイルだから、股上の浅い、リーバイスの501あたりが絶対似合うよ」と、アドバイスしてくれたというのです。それまで、ファッションなんて「色」や「形」でしか選んでいなかった自分は、自分の体の特徴を理解した上での選択という提案をはじめて受けて、大きく感動したのです。

それ以来、20年間、バカの1つ覚えで「リーバイス501」をはき続けてきました。幾度か違うブランドのものに浮気したこともありますが、やはりしっくりこない。ジップではなくてボタン留め、腰ではくあの感覚、自分の足にあったストレート。最後は必ず501に行き着くのです。

そんな私と501の付き合いなのですが、今日、ジーンズ売り場でいつものように501をチェックしていたら、何と、501の価格が2割近くも値上げされているのではありませんか!食品だけではなくて、衣類まで原油高のあおりを受けているとは知りませんでした。店員さんに「501、値上げしたんですね」と聞くと、「スルドイですね」なんて笑顔で返されてしまいましたが、私としてはこれは簡単に笑ってすますワケにはいきません。今までは9,000円前後で購入できていたものが、いきなり10,000円を超えてしまったのですから、消費者心理としては、「一万円の壁」はかなり大きい。タメ息をつきつつ、店を後にしました。

それでも私は、これからも幾度となく501を購入していくことになるでしょう。何年も何十年も普遍のデザイン。私に残された、たった1つの愛するブランド。できることなら命尽きるその時まで、501をはき続けることのできるくらいのコダワリを持ち続けたいと思うのです。


posted by jiro at 23:59| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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