2008年02月07日

手挽きミルのこと

皆さん、珈琲豆を粉にするのに、どんなミルをお使いですか?
結構多いのは、コーヒーメーカーについている簡易ミルをお使いの方。これはなかなか上手に挽くのが難しい。粗いの、細かいのが入り乱れて、しかもボタンを押している時間の長さで挽き加減が決まるので、毎回、違った粗さになる。本当はちょっと予算を出していただいて、専用の良いミルを購入されることを、ぜひともオススメします。

実用では電動ミルなのかもしれませんが、昔も今も、珈琲通の楽しみと言えば、手挽きのミルで、まったりと時間をかけて、その感触を楽しみながら珈琲を煎れることでしょう。手挽きミルはどんなのがいいの?と良く聞かれますが、これがなかなか答えが難しい。ちょっと前までは、迷わずに「ザッセンハウス」のミルがいいですよ!と答えていたのですが、ザッセンハウス社は実は1年ほど前に倒産してしまっています。

当店でも開店以来、たくさんのザッセンハウスのミルを売ってきたのですが、一昨年だったでしょうか、「ザッセンハウスが市場から消えた!」というニュースが飛び込んできて、それはびっくりしたものです。当店の最後の在庫は、塩尻のスイミングスクールのインストラクターをしていた方にご購入いただきました。展示品ということで、5千円でお譲りしたのですが、このミル、今では何とプレミアがついて、新品なら2万円以上します!!!
ザッセンハウスのミルをお持ちの方、これはもう一生モノですから、大事にしてくださいネ!

mil0802.jpg

当店に飾ってあるザッセンハウスのミル(写真右側)。ドイツ統合前に購入したものですので、刻印は、「Made in Western Germany」。統合後は「Made In Germany」です。西ドイツ時代のモノの方が、品質が高いという噂ですが、確証はございません・・・。写真左は、当店のお客様で、松本城近くでアンティークショップを営んでいるHさんから譲っていただいたものです。ザッセンハウスにも、こんな感じの壁掛けのミルがありました。3年ほど前、お客様がご友人の新築祝いに贈りたいというご要望で取り寄せたことがあります。当時の定価は2万円強。壁掛けタイプはタマ数が少ないだけに、今では新品を探すのはかなり困難でしょう。中古でも、結構なお値段になるハズです。3年前にこのミルを贈っていただいた方は、本当にラッキーだったと思います。このザッセンハウスの壁掛けミルは、デザインも本当に素敵で、豪華なミルでした。私も1つ購入しておけば良かったと、今さらながらに後悔しています。

いろんなモノの生産がグローバル化して、「本当にいいモノ」が無くなりつつあります。私が古いアンプや、ちょっと前の車に興味があるのも、そんな古き良き時代を感じるからでしょう。

手挽きミルのもう1つの定番、カリタのダイヤミル。鋳物鉄製で、ハンドルを縦回しにするタイプ。これも当店で何台も売りました。今も1つ注文いただいているところです。ちょっと前まではオーダーするとすぐ手元に来たのですが、現在ではヘタをすると1ヶ月待たされます。ほとんど受注生産に近い状態で製造しているようです。ダイヤミルも製造打ち切りとなるのはもうすぐかもしれません。ダイヤミルを購入したいと思っていた方は、そろそろキープしておいた方がいいかもしれませんよ。我が家は店用と家用、2台のダイヤミルをキープしてあります。2台あれば、自分がおじいちゃんになるまで活躍してくれることでしょう。

時代は進化するはずなのに、良いモノが無くなっていくなんて、変な世の中になったものです・・・


posted by jiro at 19:09| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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